ABOUT
モノ・コト・ヒト・環境による「意味体験」の連なりから、
「旋律」をデザインする
旋律デザイン研究所は、解析コンサルティングを通じ、新たな体験デザインの創造を支援しています。
さまざまなモノ・コト・ヒト・環境による「意味の体験」を独自の解析ツール・モデルによってデータへ翻訳し、様々な意味体験が連なってできる体験の流れ、すなわち「旋律」をデザイン・提案します。
都市やスマート空間のプランニング、サービス体験、マーケティングやコンテンツ配信、各種実証実験、新規サービス開発など、さまざまな領域でのご支援を通じて、世の中の質的向上(QOL向上)に貢献していきます。
1 「意味体験データ」への翻訳

生活を取り巻く商品・サービス・コンテンツ・空間---モノ・コト・ヒト・環境ともいえます---私たちはこれらによって、常になんらかの「意味体験」をしています。
旋律デザイン研究所では、この「意味体験」をタイプ別に分類・位置づけした独自開発マップ「Belief Finder」、および独自解析モデル「BFモデル」により、モノ・コト・ヒト・環境がもたらす「意味体験」のタイプを判別し、座標データとして位置づけしています。
これによって、商品やサービス、コンテンツや空間の「意味体験」がどの位置にあり、ユーザーの求める「意味体験」とどのような関係にあるかが可視化され、現在そして未来の「打ち手」の意味的位置、すなわち質的把握が容易になります。
2 「旋律」のデザイン

私たちの日常は、さまざまな「意味体験」の時間的な連なりで成り立っています。当研究所ではこの連なりを「旋律」と表現しています。
体験デザインの本質は、個々の「意味体験」を理解した上で、良い「旋律」をデザインすることでしょう。
当研究所では「Belief Finder」「BFモデル」によって意味体験のタイプを分類・解析し、各種タイプの意味体験を連ねて、蓋然性ある優れた「旋律」パターンを解明することに注力しています。こうした旋律のパターン化・データモデル化をミッションに、諸パートナー企業様との実務を行っています。
STUDY
意味体験の可視化データマップ「Belief Finder」
モノ・コト・ヒト・環境を意味体験に分類する解析モデル「BFモデル」
当研究所独自の解析モデルマップ「Belief Finder」では、「意味体験」のタイプを分類して位置づけ、可視化しています。
BFモデルは、このBelief Finderを基礎づける独自の解析モデルです。コンテンツ体験の研究成果を応用し、私たちの生活空間にあるモノ・コト・ヒト・環境を上の「意味体験のタイプ」へと分類し、さらにその数値化を行います。
BFモデルの根本には、多くのモノ・コト・ヒト・環境は概ね、特定の意味体験のために開発されたり存在している、という考え方があります。
現在のAIの根幹技術である深層学習や機械学習においては、専ら計量可能な「現象」のデータが利用されています。
一方で今後の社会では、人間の体験や気分に基づいて「体験の意味や質を表すことのできる」新たなデータ体系も必要になります。当研究所の提供する「意味体験の解析モデル」及び解析データは、今後のAI学習にとっても重要な要素となるでしょう。
当研究所代表の佐々木は、長年の広告コンテンツ研究を通じて<コンテンツと気分変容の関係性>をモデル化し、論文発表してきました。
このモデルをさらに発展させたものが、当研究所独自開発のデータ解析モデル「BFモデル」(Belief Finderモデル)、その可視化データマップが「Belief Finder」です。当研究所ではこの「BFモデル」をビジネスと連携させ、これからのAI・クラウド社会に実装していくことをミッションとしています。

「Belief Finder」および「BFモデル」についてのより詳しいPDFはこちら

意味体験のタイプ分けと数値データ化

BFモデルにより解析された(モノ・コト・ヒト・環境などの)コンテンツ情報は、Belief Finderの座標上で何れかの意味体験タイプに分類され、配置されます。この位置情報により数値データ化が可能となり、機械学習にも適用可能となります。
旋律のデザインとデータ化

「Belief Finder」上の各意味体験を結ぶことにより、意味体験の連なりによる「旋律」が描かれ、座標データにより数値化できます。
まず典型的な旋律パターンを見出してデータ化し、それを基に様々な方法論を掛け合わせ、新たなデザイン(仮説形成)を半自動生成することにチャレンジしています。データをもとにした新しい旋律(体験設計)のデザイン・生成が当研究所の大きなミッションです。
SERVICE
「打ち手」の位置を見定め、QOL向上をPDCA化する
意味体験の解析を通じて、企業のサービス・コミュニケーション施策をご支援します。
<意味体験の位置確認>による支援

商品やサービス、コミュニケーション企画の現場では常に新しい施策(「打ち手」)が求められます。
一方で、その打ち手が<意味体験の全体像の中で「どんな位置」にあるか>については、ほとんどの場合スルーされているのが現状ではないでしょうか。しかし、意味体験上の位置付けが 不明確なままでは「打ち手」の本質的な効果測定は難しい、これが今後のコンセンサスとなるでしょう。
BFモデルによる実感の伴う解析によって「打ち手」の意味体験における「現在位置」が明瞭化されます。加えて顧客の求める意味体験との位置関係の確認、ブルーオーシャンとなっている位置領域の確認、そして施策のPDCA化も可能になります。
ブランディングやコミュニケーション企画、コンテンツ配信や出店における戦略立案に加え、「打ち手」の意味的な効果測定の指標、ブランド管理など多くの用途に利用できます。

※顧客の求める意味体験を把握するための「Belief Finder」連動でのアンケート調査も行なっています。
<旋律デザイン>による支援

BFモデルによる解析・ヒアリングをもとに、業種・サービスごとに異なる意味体験の旋律について、典型的旋律のパターンを可視化します。さらに仮説形成(アブダクション)し、QOLを高める新しい旋律のデザイン(体験設計)を行います。
これにより、商品・サービス単体での意味体験にとどまらず、その前後の体験との関係も含めた、包括的コミュニケーションとして「打ち手」を見極めることが可能になります。
旋律デザインによる施策は、Belief Finder上の座標として位置データ化されるため、PDCA化が容易なので、商品戦略、サービス戦略をはじめ、一定の時間軸を前提とする事業戦略やM&A戦略にも有用な方法論です。
SERVICE
EXAMPLE
提供サービス例をご紹介します。
BF解析・コンサルティング (3か月〜)
提供例
■意味体験データへの翻訳
>Belief Finder・BFモデルによるパートナー企業様のサービス・商品・関連SNS等の意味体験解析
>意味体験タイプや位置の推定

■競合調査・BF連動アンケート
>今後開発可能な意味体験タイプや位置の把握

■コンサルティング
>現在のサービス、商品展開における、意味体験におけるミスマッチや機会損失の抽出
>Belief Finderのゾーニングをベースに気づきの整理とデータ化
>シナリオ・戦略立案の支援、PDCAサイクル化支援
BFモデルの理解と実解析ファシリテーション (6か月〜)
提供例
■同上
>BFモデルの解析方法論をワークショップ形式でご提供しながら、上記作業を御社メンバーとご一緒に行っていきます。
体験シナリオのデザイン(研究・事業開発の実証実験等) (6か月〜)
提供例
■意味体験および旋律の考察と仮説
>Belief Finderにより、プロトタイプサービス周辺の意味体験タイプ及びモノコト全般、旋律まで考察

■競合(現存サービス)調査

■BF連動アンケート
>今後開発可能な意味体験タイプや位置、そして旋律の把握
>開発による意味体験上の付加価値を明確化

■意味体験シナリオ=旋律の策定・検証用PDCAサイクル化支援


各種ご相談は、お問い合わせフォームよりお願いいたします。
FOUNDER
PROFILE
当社代表の略歴をご紹介します。
佐々木 淳

合同会社 旋律デザイン研究所
代表・CEO
1968年神奈川県横浜市生まれ。
栄光学園中高卒業、1991年東京外国語大学卒業 (語学文学専攻ラテンアメリカ文学・卒論はボードリヤール、マクルーハンを援用した、アルゼンチン現代作家M.プイグを巡るメディア論)
1992年(株)葵プロモーション(現AOI Pro.)入社、CM制作部にて約100本のCM企画制作に携わる。
1999年、インタラクティブ制作部門立ち上げに伴い異動、プロデューサーヘッドとして国内外の各種広告賞受賞。
2010年以降事業開発に携わり、イノベーションラボ「高気圧」の設立、UX戦略部長、事業開発部長を経て2017年より研究メインの活動へシフト。
過去20年のCM解析の末、ストーリーテリングを「表現↔体験↔受容からなる<意味体験の記号システム>」と捉え、独自の解析モデル・マップを構築。さらに諸観念間の遷移を「旋律」と捉え、その類型・モデル化とデータ実装を推進している。
2020年合同会社 旋律デザイン研究所を設立、代表・CEO就任。コンテンツのもたらす意味体験、および「旋律」を推論的に拡張可能な演算システムを目指している。
人工知能学会正会員。
COMPANY
合同会社 旋律デザイン研究所
Senritsu Engineering & Design Inc.


住所
〒170-0005 東京都豊島区南大塚 3-50-1 ウィンド大塚ビル 3F
電話番号
03-6403-3428
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